四畳半のあるまかん

四畳半の隅には洗濯物の山

寒くなると

今日は今年最後の祝日「勤労感謝の日

東京はしとしと雨に12月並みの寒さです。

いつも働いているみなさんに感謝しながら部屋でくつろいでいます。

 

こんにちは、あるまかんです。

 

寒くなるといつも思い出す光景

社宅の前に冬になると老夫婦が営むおでんの屋台が来ていました。

そこでやっていた父が働く会社の飲み会に小学低学年で参加した時の橙色の灯りの下で頬を赤らめた会社の人たちの光景を思い出すんです。

 

できもののせいで左目がうまく閉じられないおじいちゃんにおでんをサービスしてもらって、結婚を焦る会社のお姉さんと一緒に食べて、酔っぱらった父の先輩はねさん(仮)に絡まれて。おじいちゃんは人生相談から酔っぱらいの介抱までしていました。

何でも橙色の灯りみたいにあったかくしてくれる優しいおじいちゃんの下で楽しむ、その雰囲気がすごく好きだったなと今、パソコンをカタカタさせながら思いました。

 

僕が中学生にあがった頃、おばあちゃんが先立ち、おじいちゃんは左目のできものが原因で失明してしまって屋台を閉めてしまいましたが、年末になると会いに来てくれて、おでんを振舞ってくれました。

 

先日、屋台のおじいちゃんのお葬式に参列させてもらいました。

父の会社の人も大勢来ていて、父の先輩はねさんは終始泣いていました。結婚して退職していたお姉さんもお子さんをおじいちゃんに見せていました。

お葬式の後はギリギリついた屋台の橙色の灯りの下で献杯しました。お酒が飲めるようになったところを見てもらいたかったな。

 

先に旅立ったおばあちゃんと天国でもおでんの屋台をまたやっていてほしいなと思いながら、残り数か月の大学生活を楽しむことを誓って、東京に戻りました。

 

今晩は、おでんにします。